安曇野へ 続き

長野はやはり寒い。
窓際で眠りにつき、夜中に目を覚ますと余りの寒さに体がこわばっていた。
体が重い、、、あまつさえ喉が痛い。風邪か?
なんともけだるく目を覚ますが、9時ごろまでグッタリとしていた。

10時近く山小屋を出発する。宿代は8人で19000円也。格安だ。
明け方の寒さを除けば十分機能的な宿だった。今度はもう少し良い季節に来ることにしよう。


外には、多少霞がかかりながらも晴天の空にアルプスが雄大にそびえていた。
見晴らしの良い公園からわさび園へと向かう。
わさびはきれいな水にしか生育しないといわれているだけあって、
雪解け水のようなきれいな清水の流れている広大なわさび園だった。

黒澤明の『夢』という映画の撮影に使われた水車小屋があり、
タイムスリップしたような牧歌的な風景を堪能した。

わさび園というだけあって園内の食べ物はどれもこれも「わさび尽くし」だった。
サビアイス、ワサビビール、ワサビコロッケ・・・
サビアイスを食べる、、、う〜ん、色は確かにワサビだね。
子供も食べるからだろうが、ワサビの味は相当抑えられてた。


ブラブラと園内を歩き回ると、ワサビ園の従業員の人たちの休憩所を通りかかった
企業理念が飾られているところが、なんとも農園らしい。

強烈に生ワサビ販売の営業をかけてくる元気の良いおばちゃんを振り切り、
ワサビ漬け、ワサビチョコ、ワサビ味の漬物を購入する。


お土産も買ったことでなんとなく達成感を感じながらわさび園を後にし、蕎麦屋で昼食。
ドライバーなので酒が飲めない。なんと辛いことか。。。


アルプスを一望できる展望台まで車を走らせる。
蛇行する道をかなり登ると、絶景が目の前に現れ、
その絶景から飛び立とうとしているグライダー集団がいた。

風を読み、勢いをつけて飛び出すとスーッと地面と遠景との間の空間に伸び上がって行く。
フワフワと浮かび、旋回しながらグングン遠くまで飛んでいった。
やったこと無いけど、あれは気持ちいだろうね。


グライダーが飛び立った後、滑走台に皆が駆け寄り飛び乗った。


後ろから見ると、皆の姿がそのまま飛び立つように、空に浮かんで見えた。