おしゃれさんスポット

似合わない場所に行くと小動物のように挙動不審になる。
昨日訪れた六本木なんてところは、内弁慶の私には鬼門というべき場所だ。


仕事で指定された場所まで行くと、
ちょっと前に話題になった東京ミッドタウン
仕事じゃなきゃ一生縁がなかっただろうなぁ。
鮮やかなネオンを受けて、近代的なビルが立ち並ぶ。
見上げると、空を覆い隠すような高層ビルが伸びていた。


打ち合わせも終わり飲みに行こうとブラブラ歩いてると、
判断ミスで入ったのでは到底許され無いようなお店が沢山あった。


「どうぞ〜♪」
髪をアップにしてドレスで割引チケットを配る美女達。
しがないサラリーマンの我々にとっては、もっとも危険な地帯だ。
こればかりは猪木さんの「行けば分かるさ!」という心境にはなれません。


結果、庶民的な価格設定だろう、と読んで非常に日本的な名前のついたお店に入る。
カウンターがメインの焼き鳥屋で客は少なかった。
店内を見渡すと、マツケンサンバの振り付け師の人が取り巻きの人と楽しそうに飲んでいた。
さすがは六本木だなぁ、と思う。


適当につまんで二次会。
六本木のサラリーマンの二次会といえば・・・・本当はクラブとかになるんだろうなぁ。残念。
今は違うけど、新橋のサラリーマン育ちの我々は、また飲み屋を探して町を徘徊する。


原点回帰だ!東京ミッドタウンへ行こう。
よく分からない勢いに諭されて、ミッドタウンに戻りバーを探す。
1階テラスのバーに入ろうかと思い店内をのぞくと外人さんばかり。
オーベーカ?


「あれ、○○君(僕のなまえ)2階にバーがあるよ」
フラフラとそのバーまで向かうと、途中でいや〜な雰囲気になってきた。高級な雰囲気だ。
壁際の明かりが白色から紫へと変わる。
壁にひだひだのカーテンがつき始め、お店の入り口がぽっかりを口を開けていた。
入り口は古い木と金具で作った重厚な扉が半開きになっていた。
とても入れる雰囲気ではない。


あきらめて、1Fの飲み屋に入り、店員さんに事の顛末を告げると、
思い切り笑ってた。
六本木ってそういう街なんですよー、
なんて言われてしょぼくれて酒を飲んだ。


いい経験をさせてもらった。