何が日記

最近、余りにも日記の更新がない、と言うか、そもそも日記じゃないし、
と言うことで、久しぶりに更新をします。


100g3500円の牛肉を買っちゃって、すき焼きをやりました。当然、割り勘。
うーん、なんて贅沢。日本だと、間違えなく半額以下。デモ、選択の余地はありません。
自宅で、日本の味が再現できるなんて、幸福なことです。


送別会がありました。

派手なゲート

皆で集まって、

ご本人の挨拶です。

でも、その前に、シンガポールのスタッフ達とスチームボート(水炊きです)を食べに行きました。
ここのお店は行きつけで、いつも亀ゼリーを進めてくれる彼女がいます。
もう気持ち悪い・・・と言うぐらい、飲んで食べて、一人2000円ぐらい。良心的なお店で大好きです。



さてさて、
この間は、職場の仲間達と週末の仕事帰りに空港に直行し、週末を利用してバリに行ってきました。
出発のぎりぎりになって、空港に到着をするメンバーがいたりと、ハプニングもありましたが、
現地時間11時半に、無事にバリに到着しました。


宿泊したホテルはグランドハイアットで、広大な敷地に各種ショップが立ち並ぶ豪華ホテルでした。

二泊三日の旅は、途中雨に降られながらも、好天に恵まれてました。

皆独立したメンバーなので、基本的には自由行動。
おぉ、なんて青い空。
南国にきたんだなぁ、と実感しました。


限られた時間をどうやってすごそうかなぁ、と思ってました。
バリでは、というか、リゾートでは「スパ」と言うものがあるらしい、
と聞いていたので、体験してみることにしました。


こちらが入り口。

なんとも豪華です。

3時間のスパコースに申し込みましたが、ヘッドスパと言うのが気持ちよかった。
頭皮って肩と同じで凝るんですね。揉み解されると気持ちいものです。


その後は、パラソルの下で読書です。


何もやらなくて良い、と言うのはなんとも素敵なことです。
一日中、プールサイドでゴロゴロしてました。


楽しい時間は、あっという間に終わってしまい、
現実の世界に引き戻された昨今、自宅で、日本の缶詰をツマミに酒を飲む会「缶詰パーティー」を開きました。


日本の缶詰の美味しさに感動。
最近はこんな毎日。

ゴーカート

一週間の疲れを癒すはずの土曜日ですが、
今日は早起してマレーシアまでゴーカートに行ってきました。

職場の仲間20人ほどの大所帯で車5台に分乗をして国境を越えて3度目のマレーシア入国です。
時間が早かったせいもあって、入国は予想以上にスムーズであっという間に隣国へと到着しました。


せっかく楽しみにしていたのですが、あいにくの天気でみんな合羽を着てのドライビング。



ピットの近くには何故か犬がいました。
かわいい。


2チームに分かれて10人ずつでレースをして、
2レースの合計で上位10名が最終レースというルール。


最初に乗った車はバランスも良くて絶好調だったですが、
2回目に乗った車はバランスが悪くってガタガタ。


それでも何とか決勝レースまで進むものの、
3度目の車は右折が全くハンドルが馬鹿で効かずに最下位となりました。
悔しいと言うより、整備悪すぎです。これもきっと運なんだろうなぁ。

右折のたびにラフに突っ込むのですからもうなす術もありませんでした。


全身濡れながら着替えを買いにショッピングモールに行き、
ローカルフードを皆で食べて帰路に付くことにしました。
食べたのはマレーシア料理のバクテーです。
香辛料のスープに豚のスペアリブが入っていて、私の好物。
シンガポールに来て食べた中で一番のお気に入りです。


マレーシアのバクテーはシンガポールのものと違い、
香辛料控えめでやさしい味です。
シンガポーリアンはマレーシアのバクテーを好むみたいですが、
私はシンガポールの方が好ましい。香辛料は内臓から体が温められて良い気分になります。


帰りの途中、何故か皆洗車をしたいと言い始めて
#日本じゃ余りないシチュエーションですが
5台中4台で車を洗いに行きました。


ワックスがけまでして400円弱です。
日本だと3000円くらいなのかな。
驚くほど安かったです。


洗車をしてくれるお店の隣には路上果物屋がありました。
大小さまざまなバナナやドリアンがあり、洗車を待つ間、皆で食後のデザートを楽しみました。


驚くほど大きなバナナ。



ドリアンはベトナム以来食べるのは二度目で恐る恐るだったのですが、
う・・・うまいっ!


本当に甘くて美味しかった。マレーシア産は違うのかな?
良く熟れていてマッタリとした味わいは、他に比肩するするものがありません。


ドリアンを食べた日はビールを飲んじゃいけないみたいなので、今日は残念だけど、
色々と勉強になる一日でした。

薬のみ終わる

漢方薬の薬のみ終わりました。

18日間飲んだんだけど、本当に石はなくなっているのか不明です。
砂のようになって出ている、と言う人もいましたが、
何の実感もありませんでしたね。


何はともあれ、にがすっぱい薬を飲み続ける日々は無事終わりました。


最近は忙しいのとか何とかで、チョット体調不良且つ鬱気味ですが
気分転換にインドネシアのバタム島にゴルフに行ってきました。

バタム島はこれで3回目。
シンガポールの港から1時間で到着できるので重宝します。

遠方に寺院を見ながら職場の同僚とノンビリゴルフを楽しみました。


スコアは相変わらず改善しないので練習がんばらないといけないなぁ。

漢方薬体験

昨年の秋頃、こちらの記事にも書きましたが、腎臓結石が見つかりそれ以来、薬を飲み続けてました。

3ヵ月薬を飲み続けて、またきてください、という医者の言いつけを守って、薬を3ヶ月まじめに飲んで、
年が明けた先日、また医者に結石の状態を探るべく検査に行ってきました。


エコー検査を行い、医者に呼ばれ、部屋に入っていくと、まぁ、座りなさい、と。
「えっとね、、、左の石は5.6mmで大きさが変わってません。。。あと、右に新しく2個出来てます。」


・・・・は?


「右に3.5mmの石が2個出来てます。はい。」
「あのー、薬のみ続けてたんですけど」
「効かなかったみたいですね。はい。すいません」


ドクター・・・・スイマセン、はないでしょ。
どうやら、私の腎臓は石の増産体制に入ったようです。迷惑な話です。


「薬いります?」というなんとも応えようのないお医者さんのコメントに、一応ください、
と効くアテもない薬をもらって会社に帰りました。


職場のスタッフに、石の数が増えてた、というと、皆爆笑。
なぜ笑う。
腎臓結石は中国では一般的な病気らしく、
漢方で治す方が良いといわれました。


漢方か。昔から興味はあったが、西洋医学で治らないなら今まさに挑戦すべきときが来た。
イザ、漢方をためさん!


漢方ってデモ中国語だし不安だなぁ、と言っていると、
昨日、親切な職場のスタッフが病院に連れて行ってくれました。
漢方薬専門の病院です。


日本語の話せる先生をアサインしますから、と言われ。待つこと20分。
私の親より少し年上ぐらいの漢方の女医さんでした。
この先生、日本語話せるっていてたのに、中国語オンリー。
もっぱら職場のスタッフが通訳してくれて、


おしっこの色は何色か?
普段、どんな食事をしているか?


と言った質問を受けて、脈を取られて、処方箋を書いてくれました。


何を書いているのか全く分かりませんでしたが、
診察室の横に、薬の入った箱の沢山詰まった部屋があり、専門のおじさんが私の薬を調合してくれてました。

昔、ジャッキー・チェンの映画で見たことのある光景です。

渡された薬の袋(2日分)も、なんとなく効きそうな気がしてきました。
さて、支払いを、と思っていると、支払いカウンターがありません。
なんと、こちらの病院は寄付で成り立っているため、無料なんだそうです。

診察、処方箋、1回分の薬までが無料で提供されており、
後は処方箋を元に、街の漢方薬のお店で薬を買うというシステムになってました。


街の漢方薬のお店に行き、早速薬を買うと、有料で煎じてくれました。


煎じた後の薬

漢方の薬は、お茶を飲むように、お湯を入れてグツグツと煮込まなくてはいけません。
今回の薬は、鍋に薬とコップ4杯分の水を入れて、その水分が1杯分になるまで、1.5時間かけて煮込む必要がありました。
チョット面倒だな、と思っていたので、なんともありがたいです。


薬の料金は、10日分で2100円ぐらい。
漢方薬は高級である、という先入観があったので、意外と安くて驚きました。


今朝、早速飲んでみましたが、苦くてすっぱい不思議な味です。


今回飲む薬は、18日間飲み続けると石がスポンと出てくるそうです。


本当に出てきたら、すごいと思います。

仕事後

シンガポールの物価は高く、あまり日本と変わりませんが、
極端に日本より高いものがいくつかあって、
結果的に生活物価が高くなってます。

まず、タバコ。一箱800円近くします。
日本のタバコ増税なんて比べ物になりません。
次にお酒。
この二つは私の嗜好品なので、結構きついです。


一食300円の昼食に食べて、
それでもお金がいつもない状態なのは、きっと毎日仕事帰りに職場の仲間と行く飲み会と、
常時消費されるタバコが原因。


建設ラッシュのシンガポールの現場はバングラディッシュなどの途上国からの労働者に支えられていて、
車で移動すると、荷台に沢山人を積んだトラックと行き違います。
出稼ぎ労働者の人たちは、きっと本国よりはましとしても、
それほど高い給料はもらえてないはずなのですが、それでもタバコを買っています。
少ない娯楽の一つなんでしょう。


こちらの国は道路事情の関係もあり、車に100%近い関税をかけているため、
日本で200万円ぐらいの車も500万円近くします。
ナンバープレートが有料で、時の相場に左右されるのですが80万円ー100万円するそうです。
でも、街中にはベンツ、ポルシェ、BMWなどの車があふれかえっていて、
高級車の間を出稼ぎ労働者を乗せたトラックが走っている光景には
なんともいえない寂寥感を感じます。


本当に貧富の差というものを目の当たりにさせられます。
金持ちのステータスシンボルの一つはメイドさんを雇うことですが、
メイドさんが本当にきつい就労環境で働いているのを聞きます。
金持ちはの夫婦は子供をメイドに育てさせており、
シャワーを浴びるときなども、子供は手を全く動かさずに頭からか体までメイドさんが洗ってあげるそうです。
日本の家庭に育った私としては、そういう話を聞くとなんとも腑に落ちません。

親は食事もほとんど作らないそうで、
メイドが作るのに、何で私が作らないといけないの?
という女性が多いのだそうです。
#当然、家庭にもよるとは思いますけど・・・


炊事も洗濯も、身の回りのことは自分でやると初めてわかることが多いのを
シンガポールの一人暮らしで知りました。
そういう感慨や食事を作ってくれる親のありがたみを
生涯味わえない人もいるのかと考えると、
豊かさが生んでいる弊害を実感します。


ただ、その一方で、こちらの人たちは家族を非常に大切にしており、
一般的に仲の良い家族が多いそうです。
事実、30過ぎ既婚者も、親兄弟を含めて楽しそうに家族の話を良くしてくれます。

コンビにやレトルトによって、一人暮らしがオートマティック化してしまい、
親族と疎遠になっている日本と比べると、その点でははるかに豊かといえるかもしれません。


家族中の良いこちらの人たちに、
日本には、孤独死というのがあってね、という話をすると、
みんなきっと驚くのでしょう。
日々、色々な発見があります。

旧正月

先週は旧正月で4日間のお休みでした。
地元の人たちは、日本の正月と同じように家族や親戚のところを回って、
一日中食べたり飲んだりするんだそうです。


私は香港から友人が遊びに来たので、
一緒にシンガポールのあちこちを観光してました。


友人の泊まっているホテルに朝迎えに行くと、
なにやらレッドカーペットが・・・・
映画スターでも来るのかなぁ、とホテルの人に聞くと
首相がこれから参ります
とのこと。

こりゃまたとないチャンスだ、と好奇心に駆られ、
15分ほど待っていると、マッチョなSPに囲まれて、シンガポール首相がいらっしゃいました。

レッドカーぺとの両脇は、ホテル関係者や地元の名士(っぽい)人たちが囲んでおり、
こちらで新年の挨拶であるミカンとお年玉入りの袋を
首相は配ってました。

資産家の首相の配るお年玉って、いくらぐらいだったんだろう?


友人が前から行きたい、といっていたセントーサ島に向かい、
ちょうどオープンしたばかりのユニバーサルスタジオとカジノに向かいました。

これは概観

当にカジノという雰囲気です。

親切なシンガポール政府は、自国民がカジノに入れ込まないための配慮なのか、
シンガポール市民は入場に100ドルを徴収するそうです。

私たちは外国人なので無料でした。

カジノの中は、とにかく広いの一言。
どのぐらいの広さがあるのだろう?
中学校の体育館の50倍ぐらい、と行ったら想像してもらえるかもしれません。
窓も何も無く、24時間営業なので、時間も何もかもを忘れてギャンブルが出来そうです。


すごい熱狂。
中国の人ってギャンブル好きなんだなぁ、と思った。

私も少しだけやってみようと思い、
機械のスロットをやったのですが、
60ドルほどすったところで止めておきました。

本当に、ギャンブル向いてません。


でも、近い将来またリベンジしに行きます。

このところ

2010年になってもう1ヶ月もたつんだなぁ、と全く会社に入ってからずっと同じ感慨です。
今は亡き父が、
「一月行く、二月逃げる、三月去る、って言って瞬く間に3ヶ月過ぎるんだよ」
と言っていた事を思い出します。
本当に、あっという間に4月を迎えることになりそうです。


異常気象は日本だけのことではなく、今すんでいるシンガポールでもその余波を受けています。
それは、乾季と雨季しかないこの地域では、今は雨季のはずなのに
非常に雨が少ない、という現象になって現れてます。


まだ、こちらに来て半年なので、私は過去との比較をすることは出来ないのですが、
4,5年前から住んでいる人からすると、明らかに異常気象だとか。


ただ、福音もあって、毎朝秋晴れのような青空と、吹き抜ける爽やかな風を感じています。
まるで、夏休み初日のような清々しさです。


そんな中で、最近楽しかった本を数冊紹介。

幕末史

幕末史

NHK大河ドラマなどでやっているものとは一味違う、幕末論です。
私は、この本を読んで、江戸から終戦昭和、現代へとつながる価値観の中で、
イマイチ腑に落ちない部分がこれまであったことに対する回答のきっかけとなりました。
おすすめです。

ペルセポリスI イランの少女マルジ

ペルセポリスI イランの少女マルジ

ペルセポリスII マルジ、故郷に帰る

ペルセポリスII マルジ、故郷に帰る

こちらは、イラン革命を内部の視点から書いた作品。
映画にもなってます。

昨年読んだ作品の中では、最も心動かされた一作。
生まれる時代や国は、誰にも選ぶことが出来ず、
それでも、そこに生まれた人は、誰にも支配されずにあれたら、
と思える素晴らしい作品でした。